プリメイラ・リーガ第21節が20日に行われ、スポルティングがシャヴェスと対戦した。
スポルティングはリーグ3連勝を飾って迎えた前節、2位ポルトとの上位対決を1-2で落とし、リーグに限定すると5試合ぶりの黒星を喫していた。ミッドウィークにはヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフ・ファーストレグでミッティランをホームに迎え、1-1のドローでタイムアップ。公式戦2試合未勝利という状況で、今節は中位に位置するシャヴェスとのアウェイ戦に臨んだ。ポルト戦、ミッティラン戦ではコンディション不良の影響でメンバー外となっていた守田英正は、公式戦3試合ぶりのメンバー入り。ベンチからのスタートとなった。
試合は立ち上がりの7分、スポルティングのパウリーニョが相手ペナルティエリア内で倒されてPKを獲得する。このPKをペドロ・ゴンサウヴェスが冷静に沈め、スポルティングが先手を取った。その後もスポルティングはクロスバー直撃のチャンスを作るなど主導権を握ったが、34分にはシャヴェスが反撃へ。ペナルティエリア手前左寄りの位置でパスを受けたジョアン・テイシェイラが右足を振り抜くと、無回転の一撃がゴール右ポストを叩いてそのままゴールに吸い込まれた。試合は1-1で後半に突入している。
後半に入ると60分にスポルティングが動く。フランシスコ・トリンコンを下げて守田をピッチへ送り出した。直後の61分には左サイドでパスを受けたペドロ・ゴンサウヴェスがカットインから右足で狙い澄ましたシュートを沈めた。続く70分にもスポルティング。右サイド深い位置でロングフィードを引き出したパウリーニョが、切り返しから左足でクロスボールを送る。ファーサイドにボールが流れると、ヌーノ・サントスが左足で合わせた。これが相手DFに当たってコースが変わり、ボールはそのままゴールイン。スポルティングがリードを広げた。
84分には守田がチャンスを作り出す。敵陣中央でボールを奪ったところから、ルーズボールを拾った守田が少し運んで左のスペースへ繋ぐ。ペナルティエリア内でボールを受けたペドロ・ゴンサウヴェスが倒されて、スポルティングに再びPKが与えられた。先ほどとは異なりユセフ・シェルミティがキッカーを務めたものの、この一撃はGKにコースを読まれて追加点とはならない。
後半アディショナルタイムにはヘディングシュートで1点を返されたものの、シャヴェスの反撃はここまで。試合はこのままタイムアップを迎え、スポルティングが公式戦3試合ぶり、リーグに限定すると2試合ぶりの勝利を飾った。
この後、スポルティングは23日に敵地で行われるEL決勝トーナメントプレーオフ・セカンドレグのミッティラン戦に臨む。次節のリーグ戦は27日にホームで開催されるエストリル戦だ。一方、シャヴェスは26日に敵地でリオ・アヴェと対戦する。
【スコア】
シャヴェス 2-3 スポルティング
【得点者】
0-1 8分 ペドロ・ゴンサウヴェス(PK/スポルティング)
1-1 34分 ジョアン・テイシェイラ(シャヴェス)
1-2 61分 ペドロ・ゴンサウヴェス(スポルティング)
1-3 70分 ヌーノ・サントス(スポルティング)
2-3 90+6分 エクトル・エルナンデス(シャヴェス)