ナチョ・フェルナンデス

 レアル・マドリードのスペイン代表DFナチョ・フェルナンデスが、自身の将来について語った。22日付でスペイン紙『アス』が伝えている。

 1990年1月18日生まれのナチョは現在33歳。レアル・マドリードの下部組織出身で、2011年4月にトップチームデビューを果たして以降、守備のマルチロールとして“白い巨人”の危機を何度も救ってきた。これまでに公式戦通算300試合に出場している。

 かねてより、レアル・マドリードの“ワン・クラブ・マン”として地位を築いてきたナチョを巡る去就が取り沙汰されている。現行契約は満了までに半年を切っており、ナチョ自身がプレータイムの少なさを理由に、来夏にクラブ退団を選択する可能性も報じられていた。そんな中で同選手は「まだどうするかは決めていない。個人的、家族的な要素から決断する。これは決して、クラブに対するメッセージではない。僕たちは良い関係を築いているし、答えを最初に知るのは彼らだ」と主張。一方で「シーズン序盤戦は、もっとプレーする資格があると思っていたんだ。本当に辛い時期を過ごしたし、いろいろなことが頭をよぎった」と心境を吐露した。

 21日に行われたリヴァプール戦で、レアル・マドリードでの公式戦通算試合出場数が「300」に到達したナチョ。スクランブル出場であっても、安定感のあるプレーを見せた同選手は「チームメイトのケガによって、出場するのはいい気分とは言えない」としつつも、「この試合は僕にとって特別な試合になった。レアル・マドリードでの300試合目というのは、信じられないようなことだからね」とこれまでのキャリアに思いを巡らせている。