真のサプライズは、最後の最後に待っていた。
 2.21東京ドームで行われた武藤敬司の引退試合。武藤は人工関節が埋め込まれたヒザの古傷だけでなく、1カ月前に負傷した両脚太腿の肉離れが完治せぬまま、新日本プロレスのトップの一角である内藤哲也と対戦。28分にも及ぶ熱戦を展開し、最後は内藤のフィニッシュホールド、デスティーノの前にピンフォール負け。