LAギャラクシーでプレーするスペイン人MFリキ・プッチは、新天地でのプレーや、古巣バルセロナへの加入が決まったメキシコ代表DFフリアン・アラウホについて語った。22日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
昨年の夏、アカデミー時代から長い時間を過ごしたバルセロナを退団し、メジャーリーグ・サッカー(MLS)のLAギャラクシーに加入したプッチ。メキシコ代表FWハビエル・エルナンデスらも所属する新天地ですぐさまレギュラーに定着した23歳は、公式戦12試合に出場して3ゴール2アシストを記録した。
LAギャラクシー移籍から約半年が経ち、新シーズンの開幕を控えるプッチは、「今のところバルセロナを恋しく思うことはないよ」と語り、「今は本当に幸せなんだ」と充実感を口に。MLSのプレー環境については「とても高いレベルにある」とし、「よりフィジカル的な試合が多いよ。スペインよりも何キロも多く走るんだ」と、そのフィジカル面に驚かされた模様。「僕はここでの最初の試合で14キロメートル走ったんだ。1試合で14キロも走ったことなんて、これまで1度もなかった」と明かした。
また、昨季はともにLAギャラクシーでプレーし、先日バルセロナへの加入が発表された21歳のJ・アラウホについては、自ら加入を後押ししたと語るプッチ。「“考える必要はないと思う。行くしかないよ”って伝えたんだ。彼にとっては選手として成長できる経験になるはずだし、ヨーロッパで最も大きなクラブの1つだからね」とし、「アラウホはバルセロナに多くのものを与えられる選手だよ。バルセロナのラテラルはとても深い位置でプレーするから、彼にはとても良いはずだ」と、その能力に太鼓判を押している。
最後にプッチは現在のバルセロナについて問われると、「1試合たりとも見逃していないよ」と、今でも古巣の戦いぶりを追いかけていることを告白。「今年のバルセロナはとても良いパフォーマンスを見せていると思う」とし、「今年は非常に大きなことを成し遂げられるんじゃないかと思うよ」と期待の言葉で締め括った。