「大城選手が軽やかに走っております」球場に響く美声の“いじりアナウンス”に笑い起きる本人も必死の疾走

　ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）に向けた野球日本代表「侍ジャパン」の宮崎キャンプで23日、巨人・大城卓三捕手が練習中に球場の場内アナウンスにイジられ、訪れたファンから大きな笑いが起こる一幕があった。

　ソフトバンク・甲斐拓也捕手とヤクルト・中村悠平捕手という捕手2人がサンマリンスタジアムで打撃練習を行っているときだった。その時間、大城は外野フェンス際で一人ダッシュを繰り返すトレーニングを行っていたが、ここでキャンプ中も選手の紹介などを行っている球場のアナウンスが突然「ただ今、大城選手が軽やかに走っています。みなさま大きな拍手をお願いします」と一言発した。

　大城といえばスラッガータイプの捕手で、軽やかに走るイメージはない。そんな大城が一生懸命ダッシュしている様子をユーモラスに紹介する場内アナウンスに、スタンドの観客からは笑いと大きな拍手が起こる。打撃練習中だった捕手仲間の2人にも大ウケで、中村は笑いを堪えきれない様子。甲斐は言われた通り大城に向かって拍手していた。

　また、公式YouTubeの視聴者からも「か、軽やかやね…」「ドスンドスン音鳴ってそう」「走ってるだけで面白いのやめろｗ」といったツッコミコメントが殺到した。

　そんな愛ある“いじり”にも、当の大城本人はそれどころではなかったよう。苦しそうな表情でその後もトレーニングを続けると、膝に手をついたり、しゃがみ込んだりするほど追い込んでいたようだった。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）