アンドレ・オナナとハカン・チャルハノール

 インテルは22日にチャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)ファーストレグでポルトと対戦したが、その試合の最中に元カメルーン代表GKアンドレ・オナナと、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコが口論を繰り広げていたようだ。同日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 試合は拮抗した展開となり、無得点のまま時間が経過。スコアレスドローの可能性もあるなか、86分にニコロ・バレッラのクロスボールから、途中出場のロメル・ルカクがヘディングシュート。1度はポストに嫌われたものの、こぼれ球をルカクが押し込み、土壇場でインテルが先制に成功した。試合はこのまま終了し、インテルが1-0で勝利を収めた。

 しかし、同試合中にオナナとジェコの間で口論が生じていたようだ。報道によると、口論の理由はオナナが審判に抗議をしたことだったという。オナナの抗議が執拗だと感じたジェコは、前線からやめるように指示。これにオナナが反論する形でやりとりが続き、これを見たトルコ代表MFハカン・チャルハノールがオナナの口をふさぐなどしてなだめ、落ち着くよう促したと報じられている。

 この件に関してチャルハノールは「普通のことだ。僕たちはチャンピオンズリーグで戦っていて、勝ちたいと思っている。この口論の件については、すでに笑い飛ばしたよ。アドレナリンのせいだ」とすでに和解に至っていることを強調した。

 また、オナナ自身も「試合中はこのようなことも起こるだろう。誰もが自分の思いを伝える権利がある。アドレナリンが僕たちを怒らせた。それが試合に勝つのに役立つなら、大歓迎だ」と問題がないことを明かした。

 両者の口論がチームにどのような影響を与えたかは定かではないが、両者はすでに和解に至っているようだ。