エヴァートンが、イングランド代表GKジョーダン・ピックフォードとの契約延長に近づいているようだ。23日、イギリスメディア『スカイスポーツ』などが報じている。
同メディアは、現行契約が2024年夏までとなっているピックフォードと約1年前から延長交渉を実施しており、ついに延長という形で合意に達する見込みとのこと。契約書へのサインは来週中にも行われる予定であるとも伝えられている。
なお、同選手には、元フランス代表GKウーゴ・ロリスの後釜を探しているトッテナム移籍の可能性も取り沙汰されていた。だが、そのような状況でもピックフォードは常に『グディソン・パーク』(エヴァートンの本拠地)に留まることを熱望していたとのこと。今シーズン途中に就任したショーン・ダイチ監督への信頼も示している模様で、同監督にとっても歓迎すべき後押しだと報じている。
現在28歳のピックフォードは、サンダーランドから2017年夏にエヴァートンへ移籍。加入後すぐにレギュラーとしてプレーし、今季はプレミアリーグ22試合に出場し、30失点。クリーンシート数は「5」。イングランド代表では2017年11月にデビューすると、翌年のロシア・ワールドカップでも守護神としてイングランド代表の4位進出に貢献。EURO2020やFIFAワールドカップカタール2022でも正GKとして君臨した。
エヴァートンは現状リーグ戦で16位。降格圏内の18位ウェストハムとは勝ち点差「1」で、まだまだ油断出来ない位置にいる。そんな状況で、絶対的守護神との契約延長に近づいたことは、エヴァートンにとって大きなものとなりそうだ。