S・ラモス

 パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するDFセルヒオ・ラモスが、自身のSNSでスペイン代表から引退することを表明した。

 S・ラモスは1896年3月30日生まれの36歳。2005年3月に18歳の若さでスペイン代表デビューを果たすと、2006年のドイツW杯に出場した。その後、2010年の南アフリカ大会では優勝に貢献したほか、2014年のブラジル大会、2018年のロシア大会とW杯には4度出場。また、EUROにも3度出場し、2008年と2012年の連覇にも貢献した。

 スペイン歴代最多の国際親善試合Aマッチ180試合出場を果たし、23ゴール8アシストを記録したS・ラモスだったが、負傷などの影響もあり、2021年3月の活動を最後に近年は招集されず。FIFAワールドカップカタール2022のメンバーにも選出されなかったなか、同選手は23日に自身の公式ツイッターやインスタグラムを更新し、代表引退を表明した。

「時が来た。スペイン代表に別れを告げる時が来た。ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)へね。今朝、現在の監督から電話があり、自分のパフォーマンスやキャリアで何をしているかに関係なく、彼の構想には入っておらず、今後も入らないと伝えられた」

「重苦しい気分だが、道の終わりを迎えた。ラ・ロハで達成した成功をさらに増やして、もっとマシな後味で終わることを望んでいた。正直なところ、この旅は自分の選択で、またはパフォーマンスのレベルが代表に相応しくないことなどで終わると信じていた。年齢やそのほかの理由などではなくね。ただ直接聞いたわけではないけど、そのように感じた」

「なぜなら、年齢というのは美徳でも欠点でもないからだ。それはただの数字であり、必ずしもパフォーマンスや能力に関連しているわけではない。僕は(ルカ・)モドリッチや(リオネル・)メッシ、ペペといった選手たちを尊敬し、羨ましくも思っている。彼らはサッカーにおける伝統、価値観、実力主義、正義の本質だ。残念ながら、サッカーは常に公平ではないし、サッカーが常にサッカーなだけでもない。僕にとってはそうではなかった」

「これは僕が受け入れなければいけないことでもある。この悲しみをみんなと分かち合いながら、頭を上げて、これまでサポートしてくれたみんなに感謝している。忘れられない思い出や、一緒に戦って祝ったすべてのタイトル、そしてスペイン代表の歴代最多出場という途方もない誇りを感じながら、去っていく。このバッジ、このシャツ、そしてファンのみんなが僕を幸せにしてくれた。幸運にも180試合も出場することができた情熱を持ちながら、これからも代表を応援していく。僕を信じてくれたみんなに心から感謝するよ!」