ユヴェントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、23日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフセカンドレグのナント戦を振り返った。23日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。
16日に行われたファーストレグを1-1のドローで折り返して迎えたセカンドレグは、ユヴェントスがナントのホームに乗り込んで行われた。試合は5分にアンヘル・ディ・マリアが先制点を挙げると、続けて20分、78分にもディ・マリアが得点を記録し、ハットトリックを達成。ユヴェントスが3-0で勝利を収めた。
この試合でチームの勝利に大きく貢献したディ・マリアについてアッレグリ監督は「彼は他の選手とは違う。彼にとってはすべてのことが簡単であり、チーム全体のレベルを引き上げてくれる。他の選手たちは、彼がいることでよりリラックスできると思う。彼には他の選手が見えていないところまで見えている。真のチャンピオンなんだ」と絶賛した。
また、試合については「パフォーマンスには満足している。しかし、ピッチの幅を上手く利用したかったので、パススピードの改善と、ゴールがどのように生まれるのかという仕組みをもう少し理解する必要がある」とチームの出来には満足感を示しながら、さらなる改善を求めた。
今季のチャンピオンズリーグ(CL)ではグループステージを3位で終えて、ヨーロッパリーグに参戦することとなったユヴェントス。それでも、アッレグリ監督は「CLから回ってきたから、ELは簡単だろうと言う者もいるが、そんな簡単に優勝できるものではない。私たちは挑戦し続けなければならないし、リーグ戦と同じように最後まで戦い抜く必要がある」とEL制覇は簡単ではないことを強調し、タイトル獲得に向けて気を引き締めた。