【侍ジャパン強化試合】日本代表-ソフトバンク(2月25日/サンマリン宮崎)
昨季、完全試合を達成した最速右腕が早くも全開だ。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向けての初実戦となった試合で、ロッテ・佐々木朗希投手が先発し、1回にいきなり162キロをマークし、球場のファンからは大きな歓声とどよめきが起こった。佐々木は予定の2回を投げ1安打無失点3奪三振と圧巻の投球だった。
【中継】佐々木朗希、160キロ台連発!
昨季、20歳5カ月という最年少での完全試合を達成した佐々木だが、オフにたくましさを増してキャンプイン、さらに侍ジャパンのキャンプに合流した後も順調な調整を続けてきた成果を、実戦でもいきなり出し始めた。ソフトバンクの先頭の牧原に内野安打を許したが、速球を連発し柳田からは空振り三振を奪うなど上々の滑り出しとなった。尊敬する先輩、パドレス・ダルビッシュ有投手から教わったスライダーに、完全試合を支えた空振りもストライクも取れるフォークを駆使。開幕まで2週間を切った中、エンゼルス・大谷翔平投手、ダルビッシュ、オリックス・山本由伸投手との先発4本柱の一人として、上々の立ち上がりを見せた。2回に入っても球速は160キロ台を連発、2つの三振を奪い、計3奪三振となった。
いずれメジャーの舞台に羽ばたくだろうと言われている佐々木にとって、今回のWBC出場は世界にその名を轟かせる大チャンス。昨年の完全試合、さらにあと少しで2試合連続完全試合だったという快挙は、既に海外メディアでも紹介されているが、海外の強打者たちを翻弄してこそ、その先の道につながっていく。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』
侍ジャパン強化試合
ABEMA テレビ朝日系列にて生中継
2.25(土) VS ソフトバンク
3.3(金) VS 中日
3.6(月) VS 阪神