今シーズンのブンデスリーガは、いつになく優勝争いが熾烈を極めている。
 先週末の第21節を終えた時点で、勝ち点43で3チームが並んでおり、得失点差の関係でバイエルンがドルトムントとウニオン・ベルリンを抑えて何とか首位をキープしている状況だ。さらに言うと、上位6チームが勝ち点5差の中にひしめき合っており、優勝争いは最後の最後までもつれそうだ。
 ブンデスリーガ史において、シーズン後半戦に入ってから上位3チームが同じ勝ち点で並ぶのは11年ぶりのこと。その時は19節を終えてバイエルン、ドルトムント、シャルケが40ポイントで並んでいたという。一方、21節終了時に3チームが同ポイントで並ぶのは1969-70シーズン以来、実に53年ぶりのことだという。当時はケルン、ボルシアMG、ヘルタ・ベルリンの3チームが同ポイントでしのぎを削り、1ポイント差にバイエルンが控え、ドルトムントも5位につけていた。