シャビ・エルナンデス

 バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が、26日に行われたラ・リーガ第23節のアルメリア戦を振り返った。26日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 ラ・リーガでは7連勝中と首位を独走しているバルセロナ。今節は2位のレアル・マドリードがアトレティコ・マドリードと1-1で引き分けたため、勝てば勝ち点差を「10」まで広げられる一戦となった。しかし、試合は24分にエル・ビラル・トゥーレにゴールを決められてアルメリアに先制点を許すと、その後は相手の粘り強い守備に苦しめられ、最後まで追いつくことはできず。0-1で敗戦を喫した。

 23日に行われたヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフセカンドレグのマンチェスター・U戦(1-2で敗戦、2戦合計3-4)に続き、公式戦では2連敗となったバルセロナは、2位レアル・マドリードとの勝ち点差が「7」に縮まった。

 試合後、シャビ監督は「今季最悪の試合だったので、非常に腹が立った。特に前半だ。リズムや激しさが欠けていたし、試合に勝つための情熱が見えなかった。疲労もあったので、ローテーションを行い、私たちは色々なことを試したが、失敗に終わってしまった。レアル・マドリードに勝ち点差『10』をつけられる絶好の機会だったが、それを失ってしまったのは残念だ。ファンに謝罪したい」と敗戦へのショックを露わにした。

 EL敗退を受け、ラ・リーガのタイトル獲得がより重要になっているバルセロナ。シャビ監督はリーグ優勝について「私たちは立ち上がり、戦い続けなければならない。私たちのリーグ優勝が余裕だと思われているならば、それは違う。タイトルを獲得することはとても難しいし、レアル・マドリードと競っているんだ。もっとインテンシティやプレーリズムを高め、より多くの情熱を注ぐ必要がある」と2位レアル・マドリードを警戒しつつ、タイトル獲得に向けて気を引き締めた。