パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとフランス代表FWキリアン・エンバペは、26日のマルセイユ戦でともに大記録を達成した。
現在リーグ・アンの首位に立つPSGは、2位とマルセイユと敵地で対戦。今季のリーグタイトルの行方を占う“首位決戦”で力を発揮したのが、ネイマールが負傷欠場するなか、PSGの攻撃を牽引したメッシとエンバペだ。
25分、メッシのスルーパスからエンバペが先制ゴールをあげれば、続く29分には、エンバペの絶妙な股抜きパスからメッシが流し込んで追加点。さらに55分には、エンバペからボールを受けたメッシがループパスを送ると、走り込んだエンバペは見事な左足ボレーを決め、再びゴールネットを揺らした。この2人によって生まれた3得点で、PSGは3-0の快勝を収めている。
上位対決で“阿吽の呼吸”を見せたメッシとエンバペは、この日のゴールでそれぞれ大記録を達成した。メッシは今回のゴールで、クラブでのキャリア通算ゴール数が「700」の大台に到達。その内訳は、バルセロナで672ゴール、PSGで28ゴールとなっている。
そして2ゴールのエンバペは、これでPSGでの通算得点数を「200」とし、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(現バレンシア)が持っているクラブの歴代最多得点記録に並んだ。なお、カバーニはこの記録を公式戦「298」試合目の出場で達成したのに対し、エンバペの現在の通算出場試合数は「246」。24歳という年齢でのクラブ記録更新という偉業も目前に迫っている。