第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一を目指す日本代表「侍ジャパン」の宮崎キャンプが最終日を迎えた。この日の練習では、ヤクルト・村上宗隆内野手ら主力打者たちがコーチと入念に走塁の確認をする場面があった。
第1ラウンド初戦となる3月9日の中国戦まで10日に迫った侍ジャパン。強化試合も始まり、より実戦的で細かな戦術の徹底も必要となってくるが、それは中軸を打つ強打者とて例外ではない。この日の打撃練習中、打席の選手とは別に、DeNA・牧秀悟内野手、巨人・岡本和真内野手、西武・山川穂高内野手、村上の4人がグラウンドで走塁・帰塁の確認を繰り返していた。
4人の視線の先にいたのは白井一幸ヘッドコーチ。白井コーチは塁上にいる想定の彼らに対しブロックサインを出し、それを見て村上らはスタートを切ったり、塁に戻ったりという動きを見せる。白井コーチといえば日本ハム時代の“高速サイン”で知られるが、この日も複雑で長尺のサインを出すと、4人は必死にそれに反応してサインの確認をしていた。
26日に行われたソフトバンクとの壮行試合でも、侍ジャパンは長打を連ねての得点ではなく走塁でプレッシャーをかけたことで生まれた得点で接戦を制している。強豪国との対戦ではいかに1点を取るかが重要になってくるだけに、4人の走塁練習にも熱がこもっていた。
(ABEMA『SPORTSチャンネル』)
侍ジャパン強化試合
ABEMA テレビ朝日系列にて生中継
2.25(土) VS ソフトバンク
3.3(金) VS 中日
3.6(月) VS 阪神