セリエAでは、有色人種の選手に対して審判がより多くのカードを提示するという調査結果が出たようだ。26日、イギリス紙『ガーディアン』が報じている。
報道によると、2009から2019年までのセリエAにおいて、審判は有色人種の選手に対して、平均で20パーセントも多くファウルをとっており、イエローカードは11パーセント、レッドカードも16パーセントほど多く与えているようだ。
また同紙では、その原因として観客から審判への圧力が関係していると指摘。イタリアのクラブには極右的なサポーターも少なくないため、元イタリア代表FWマリオ・バロテッリやベルギー代表FWロメル・ルカク、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリらが人種差別のターゲットにされてきた。そういった観客からのプレッシャーが審判の判定に影響している可能性があると報じている。