インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスが、26日に行われたセリエA第24節ボローニャ戦を振り返った。同日、イタリア紙『ガゼッタ・デロ・スポルト』が伝えている。
セリエA第23節終了時点で2位につけるインテルは、第24節でボローニャと対戦した。しかし試合終盤に差し掛かった頃に先制点を許すと、最後までゴールネットを揺らすことができずにタイムアップ。この敗戦により、首位ナポリとの勝ち点差は「18」に広がっている。
もはや、“スクデット戴冠”は黄信号から赤信号になりつつあるインテル。同試合途中からキャプテンマークを巻いたL・マルティネスは「仲間と、そしてマイクの前で、僕ははっきり言うよ。言うべきことだからね」と口にしつつ、「このままではどこにも行けない。すぐにでも変わらなければならない。もっと一貫性を持つ必要がある。チャンピオンズリーグでは素晴らしいパフォーマンスだったけど、今日はこの有様。今は頭を下げてペダルをこぎ、みんなでレベルを上げていく時だ。このままではどこにも行けないのだから」と窮地からの脱却に向けて熱弁を振るった。
さらに、L・マルティネスは「ファンのみんな、いつも一緒にいてくれる人々に謝りたい。ボローニャは素晴らしいチームで、僕たちよりも良い結果を残した。これは警告に違いない」と吐露。続けて「ピッチも天候も両チームにとって悪かった。僕はいつも100パーセントの力を発揮するように心がけている。その上でも、ゴールが来るかは分からないんだ」と全力を尽くしても、ままならないことはあると語っている。
今節の黒星はナポリとの差を広げただけでなく、3位ミランの追撃を許すことにもなってしまった。4位ローマの結果次第では3チームが勝ち点で並ぶが、インテルは立ち直ることができるのだろうか。