ズラタン・イブラヒモヴィッチ

 ミランに所属するスウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチが、自身の復帰について語った。26日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 26日に行われたセリエA第24節のアタランタ戦に74分から途中出場したイブラヒモヴィッチは、2022年5月以来の実戦復帰を果たした。ケガの手術による影響から約9カ月もの離脱を強いられていた41歳の“王様”は、今シーズン初めて公式戦のピッチに立つこととなった。

 試合後、イブラヒモヴィッチは『DAZN』のインタビューで「ファンに会えなくて寂しかった。僕に力とアドレナリン、そして続けるためのモチベーションを与えてくれたことに感謝している。ファンのサポートなしでは難しかった」とサポーターへの感謝を口にした。

 続けて「気分は良い。振り返れば1年2カ月、こんなに良い気分はなかった。自分のやれることはできた気がする。今日は自由に自分の好きなこと、つまりサッカーをすることができたと感じている」と自身が感じた手応えを明かした。

 2022年の5月に左ひざの手術を受けたイブラヒモヴィッチ。手術後の自身の状態については「すべてを語らなければならないとしたら、何時間でもここにいることになる。すごく苦しんだ」と語った。

 そして、昨シーズンのスクデット獲得について尋ねられると「昨シーズンの最後の6カ月は、本当にプレーできないときでも、あらゆる方法でチームの役に立ちたいと思っていた。昨季のシーズン中でも手術を受けることはできたが、昨シーズンこそスクデットを獲得できると確信していたんだ。監督と約束したのはチームのために、手術を控えるということだった。トロフィーのためにこれほど苦しんだことはなかったよ」と昨季のリーグ優勝の裏側には大きな苦労があったことを明かした。