『サラ賞』の栄冠に輝くのは“重鎮”か、“新星”か!? 現地紙は「アスパスの覇権を脅かすのは…」

 スペイン紙『アス』は27日、今シーズンの『サラ賞』の行方を占っている。

 毎シーズンのラ・リーガにおけるスペイン人最多得点者に与えられる『サラ賞』。昨シーズンはセルタのFWイアゴ・アスパスが18得点で、通算4度目の『サラ賞』に輝いた。これにより、かつてバレンシアやスペイン代表などで活躍し、同賞最多受賞回数を誇るダビド・ビジャ氏に肩を並べている。

 ラ・リーガ第23節終了時点で、『サラ賞』レーストップに立つのは、11得点を記録しているエスパニョールのFWホセル。そして、4シーズン連続で2桁得点をマークする同選手を、1ゴール差でベティスのFWボルハ・イグレシアスが、2ゴール差でセルタのFWイアゴ・アスパスが追っている。

 現時点での上位3名は、過去数シーズンのラ・リーガでも得点を量産するなど、“スペイン人ストライカー”として名を馳せてきた。さらにここに来て、ラ・リーガの“新星”も頭角を現している。『アス』は、「ガリシア(アスパスの出身地)の覇権を脅かすのはオイアン・サンセト」と指摘。アスレティック・ビルバオの22歳FWは、2023年に入ってから、ハットトリックを含む5ゴールを挙げており、得点数を「8」にまで伸ばしてきた。さらに、セルタで大ブレイクを果たしている弱冠20歳のMFカブリ・ベイガも、第23節のバジャドリード戦で2ゴールをマークし、サンセトと並び4位タイに浮上している。

 また、アトレティコ・マドリードのFWアルバロ・モラタやレアル・ソシエダのMFブライス・メンデスも7得点で『サラ賞』は射程圏内。熾烈極める争いを制するのは、ラ・リーガの“重鎮”か、それとも“新星”か…。