団体戦の興奮が、今年もやってくる。ABEMAは、将棋界唯一の早指し団体戦「ABEMAトーナメント2023」の開催を決定し、4月1日に恒例のドラフト会議の模様を放送することを3月2日、発表した。
「ABEMAトーナメント」は、個人戦として開催された第1回、第2回を経て、第3回からは団体戦に形式を変更した。今期も14人のリーダー棋士が集結し、ドラフト会議で2人ずつを指名。3人1組のチームを結成する。また、1チームは予選を行い、勝ち抜いた3人がエントリーチームとなり、計15チームで優勝賞金1000万円をかけた戦いを繰り広げる。
なお、今期は新たに5つの個人賞を設け、最多賞、最高勝率賞、最多対局賞、予選最高成績賞、敢闘賞が各1名に贈られる。
第1回から4回大会まで優勝を飾った注目の藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)だが、前回大会ではまさかの予選敗退。今期は自軍を2年ぶりの頂点へ導くことができるか。さらに、渡辺明名人(棋王、38)、永瀬拓矢王座(20)のタイトルホルダーや、現在王将戦七番勝負を戦うレジェンド・羽生善治九段(52)、リーダーとしては初参戦となる千田翔太七段(28)らが、どんな棋士をドラフト指名するのかもファンの関心が集まるところだ。
大会のルールは前回までと同様で、持ち時間5分・1手指すごとに5秒加算のフィッシャールールで戦い、チーム同士の対戦は5本先取の9本勝負。予選は3チームずつ5つのリーグに分かれ、上位2チームが本戦トーナメントに進出する。リーグ内で勝敗数が同じになった場合には、試合内の勝ちを+1、負けを-1として、得失点差の大きいチームが優先される。
なお、4月1日のドラフト会議放送に向けて、3月2日から「ドラフト予想キャンペーン」がスタート。キャンペーンでは、特設サイトにおいて各リーダーが率いるチームのメンバーを予想し、当てた人の中から抽選で15人(1チーム1人)に、各チームの棋士のサインが入った色紙をプレゼントする。さらに、全チームの予想を当てた人には“ピタリ賞”として、「日本将棋連盟1日会長になれる権利」が贈られる。
■『ABEMAトーナメント2023』ドラフト会議番組概要
配信日時:2023年4月1日(土)夜7時~
配信チャンネル:将棋チャンネル
番組URL:https://abema.tv/channels/shogi/slots/DtqsLyqVM1bKjd
※本戦トーナメントの配信日時、スケジュールは番組内や公式Twitterなどで告知予定。
投票特設サイト
https://abema-tournament.com/