マッシミリアーノ・アッレグリ

 ユヴェントスを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督が、5日に行われたセリエA第25節のローマ戦を振り返った。同日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』が伝えている。

 勝ち点「15」のはく奪処分を受けたものの、リーグ戦4連勝中と好調を維持し、7位につけるユヴェントスがローマの本拠地『スタディオ・オリンピコ』に乗り込んで行われた一戦。試合は拮抗した展開となり、前半の45分間はスコアレスで終了したものの、後半に入り53分、ジャンルカ・マンチーニにゴールを決められて先制を許した。その後、最後までローマの固い守備を崩し切ることはできず、ユヴェントスは0-1で敗戦を喫した。

 欧州カップ戦出場権を争うライバルを相手に、手痛い黒星となったユヴェントス。試合後、アッレグリ監督は「前半をもっと上手くやれたはずだ。なぜなら、ローマはすでにライン間に緩みができていたからだ。私たちはどこからともなくゴールを許して負けてしまったが、これがフットボールだ」と敗戦を受け止めた。

 続けて「難しい試合だったし、世界が崩壊してしまったかのように感じるが、私たちは必ず再び立ち上がる。サッカーの歴史のなかで、勝ち点『15』のはく奪のような難しいシーズンを経験した人はいない。この試合の敗戦で、これまでの良い仕事を台無しにはできない。目標は私たちよりも上にいるチームを封じることだ」とこれまで好調を維持してきたことを強調しつつ、再起を誓った。

 また、この試合で途中出場したフランス代表MFポール・ポグバとイタリア代表FWフェデリコ・キエーザに関しては「彼らはまだ100パーセントではない」と説明。続けて、この試合を含めてここまでリーグ戦20試合にスタメン出場し、チームの中心選手として活躍するイタリア代表MFマヌエル・ロカテッリを76分で途中交代させた理由について尋ねられると、アッレグリ監督は「ゴールを奪われた後、彼は前に出過ぎた。残り35分のところで何度か良いチャンスを作ることができていたので、より秩序を保つ必要があった」と語った。