シャビ監督

 バルセロナを率いるシャビ監督が、指揮官としてラ・リーガ最初の50試合を戦い抜き、37勝7分6敗・総勝ち点118の好成績を収めた。6日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 2021年11月に、成績不振により解任されたロナルド・クーマン前監督の後任としてバルセロナに帰還したシャビ監督。凋落した名門の再建を任された同指揮官は、欧州大会での結果が伴わずに批判を浴びることはあるものの、今季はラ・リーガ第24節終了時点で勝ち点62を獲得し、2位のレアル・マドリードを大きく突き放すなど、名将の片鱗を示している。

 前節での退席処分によってベンチで指揮を取ることはできなかったが、5日に行われたバレンシア戦(○1-0)がラ・リーガ50試合目となったシャビ監督。『マルカ』によると、シャビ監督が指揮した最初の50試合は37勝7分6敗・総勝ち点118で、ジョゼップ・グアルディオラ氏らを上回り、エルネスト・バルベルデ氏と並んでクラブ歴代2位タイとなったようだ。なお1位はルイス・エンリケ氏で、2014年夏から率いた際に最初の50試合で総勝ち点124を獲得していた。

 さらにシャビ監督の37勝は、リーグ全体で見ても歴代4番目となる勝利数とのこと。ミゲル・ムニョス氏の40勝、ジョゼ・モウリーニョ氏とジネディーヌ・ジダン氏の39勝に次ぐ好成績だ。また、レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督もラ・リーガ最初の50試合で、37勝を挙げている。