トッテナムがユヴェントス所属のポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーに関心を寄せているようだ。6日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。
長らく元フランス代表GKウーゴ・ロリスが絶対的守護神として君臨しているトッテナム。しかし、同選手は昨年12月に36歳となり、クラブとの現行契約も残すところ1年3カ月ほどとなっている。こうした状況を鑑み、トッテナムはロリスに代わる新たな正守護神候補の獲得を検討。エヴァートン所属のイングランド代表GKジョーダン・ピックフォードや、ブレントフォード所属のスペイン代表GKダビド・ラヤへの関心が明らかになっていた。
そうした中、トッテナムはユヴェントスで正GKを務めるシュチェスニーの獲得にも興味を示しているという。報道によると、かつてユヴェントスの強化部門に身を置き、現在はトッテナムのスポーツディレクター(SD)を務めているファビオ・パラティチ氏がシュチェスニーの能力を高く評価。同選手を新守護神候補としてスカッドに加えたいと考えているようだ。
シュチェスニーとユヴェントスとの現行契約は2024年6月末まで。報道によると、選手本人はユヴェントスでの日々に充実感を覚えており、残り1年3カ月ほどとなった現行契約を全うする意思を持っているようだ。トッテナムは今後も同選手の動向を注視すると見られているが、現時点では獲得に漕ぎ着けられる可能性は低いと『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は指摘している。
現在32歳のシュチェスニーはアーセナルのアカデミー出身で2008年にトップチーム昇格を果たした。同クラブで公式戦通算181試合に出場した後、2015年夏から2シーズンに渡ってローマへレンタル移籍。2017年夏には完全移籍でユヴェントス加入を果たした。徐々に出場機会を増やすと、加入から現在に至るまで公式戦通算201試合に出場。数々のタイトル獲得に貢献している。