エディン・テルジッチ監督(左)

 ドルトムントを率いるエディン・テルジッチ監督が、チャンピオンズリーグ(CL)からの敗退に悔しさを滲ませた。7日、欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

 CL・決勝トーナメント1回戦(ラウンド16)セカンドレグが現地時間7日に行われ、ドルトムントは敵地でチェルシーと対戦した。本拠地で行われた一戦を1-0で制していたドルトムントだったが、この日は43分にラヒーム・スターリングに先制ゴールを許すと、53分にはカイ・ハフェルツのPKで痛恨の追加点を献上。その後の反撃も実らず、2戦合計スコア1-2でベスト8進出を逃した。

 2023年に入ってからの初黒星でCL敗退が決まったドルトムント。1月22日に行われたブンデスリーガ第16節のアウクスブルク戦以降続いていた公式戦での連勝も「10」でストップした。テルジッチ監督は『Amazon Prime Video』に対し「この結果は受け入れがたいもので、非常に残念だ」と敗戦に悔しさを滲ませつつ、次のように試合を振り返っている。

「非常にタイトな2試合だった。後半は我々が圧倒的なパフォーマンスを見せ、多くのチャンスを作っていたが、最終的には何かが足りなかった。十分ではなかったんだ。2試合を通じて見ても、チェルシーは勝ち進むに値していたと言わざるを得ない。しかし、どちらの試合も非常に互角の戦いだった。我々も勝ち進むに値していただろう」

 CLでは無念の敗退となったドルトムントだが、ブンデスリーガでは首位バイエルンと同勝ち点の2位に付け、DFBポカール(ドイツカップ)でも準々決勝に進出。国内2冠の可能性を残している。