将棋の叡王戦本戦トーナメントの準決勝が3月13日に行われ、永瀬拓矢王座(30)と山崎隆之八段(42)が午前10時から対局を開始した。勝者は決勝で菅井竜也八段(30)と、藤井聡太叡王(竜王、王位、王将、棋聖、20)への挑戦権をかけて対戦する。
【中継】第8期 叡王戦 本戦T 準決勝 永瀬拓矢王座 対 山崎隆之八段
永瀬王座は2009年10月に四段昇段。竜王戦1組(1組:6期)、順位戦A級(A級:2期)。タイトルは4期連続で保持している王座と叡王1期の計5期。一般棋戦では若手棋戦の新人王戦、加古川青流戦でそれぞれ1回ずつ優勝経験がある。今年度の成績は35勝17敗、勝率.6730とトップ棋士同士の対戦が多い中でも、好成績を残している。序盤研究の深さと、勝負に徹する指し回しが特徴的な棋士。千日手や持将棋が多いのもよく知られるところだ。
山崎八段は1998年4月に四段昇段。竜王戦1組(1組:11期)、順位戦B級1組(A級:1期)。タイトルは王座に1回挑戦があり、棋戦優勝は8回を誇る。独特な指し回しと、多少の不利をもろともしない逆転術の持ち主。関係者、ファンまとめて楽しませる盤上のエンターテイナーでもある。
本局の持ち時間は各3時間で、振り駒の結果、先手は山崎八段。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)