「糸が切れた人形のように沈んだ」放送席ドン引きの衝撃KO 「アゴの先端を打ち抜いた」魔裟斗も感嘆
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 急所のアゴを無慈悲な精密マシンのように二度も打ち抜く衝撃の失神KO。その瞬間、放送席からは「わぁ、ええぇ」と悲鳴にも似た声が上がり、実況が衝撃のダウンシーンを「糸が切れたマリオネットのように沈んだ」と形容。K-1レジェンドの魔裟斗は「アゴの先端を打ち抜いた」と戦慄のダウンシーンを冷静に振り返った。

【映像】「糸が切れた人形のように」ストンと失神

 まさかの敗戦から9カ月。さらなる殺傷能力をまとい“怪物”が衝撃の復活を果たした。3月12日に東京・国立代々木競技場 第一体育館で開催された「K-1 WORLD GP 2023 ~K’FESTA.6~」。野杁正明(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)とジャバル・アスケロフ(ロシア)の試合は、1ラウンド2度のダウンを奪った野杁が開始わずか2分で圧巻のKO勝ち。ゲスト解説の魔裟斗も「両方アゴを打ち抜いている」と、たった2発のパンチで相手を戦闘不能にした高い技術に感嘆した。

「糸が切れた人形のように沈んだ」放送席ドン引きの衝撃KO 「アゴの先端を打ち抜いた」魔裟斗も感嘆

 格闘界を席巻しているダゲスタン共和国出身の37歳のベテラン・アスケロフは、かつてのK-1 MAX常連ファイター。GLORY、ONE Championshipメジャーな立ち技格闘団体を渡り歩きキャリアを重ねてきた。

 一方の野杁は、昨年の「THE MATCH 2022」でシュートボクシングの最高傑作・海人との対戦で敗れ、拳を負傷。この試合がおよそ9カ月ぶりの復帰戦となった。「国内に敵なし」と言われた野杁伝説が6年3カ月で途切れた今、怪物がより強くなり復活を誓ってのリングとなる。

 試合は試合開始とともに前進しながら強打を振るうアスケロフ。野杁は冷静に下がりながら対処するが「一発当たれば…」という驚異は健在。一方の野杁はガードをガッチリ固めながら、低空で放つローが力強い。

 試合前に「ファイトスタイルに変更がある」と公言した野杁だが、接近戦で左のジャブ、さらにボディへの連打を重ねアスケロフの動きを早々に制してしまう。さらにぐっと距離を縮め高速のジャブとローキックを上下に打ち分け、ジワジワと相手をロープ際に追い込んだ次の瞬間、アゴへめり込むような強烈な左ジャブ。これに反応できず、まともに被弾したアスケロフはガクリと両膝をついで最初のダウンを喫した。

 試合再開後、何とかパンチを振るうアスケロフだが、すでに身体全体に力がない。落ち着きながらとどめの一手を狙う野杁。一度アッパーを見せると、最後はノーモーションで渾身の右ストレートを打ち抜いた。一度目のダウンのダメージが残る中、再びアゴ先を打ち抜かれたアスケロフは前のめりで失神ダウン。うつ伏せのままピクリともせずにゴングを聞いた。

「糸が切れた人形のように沈んだ」放送席ドン引きの衝撃KO 「アゴの先端を打ち抜いた」魔裟斗も感嘆

 衝撃のKOシーンにゲスト解説・魔裟斗は「アゴの先端を打ち抜いている。両方アゴですよ…」と急所を的確に捉えた野杁の技術について言及。視聴者からは「まるで漫画のようだ」「強すぎて引く」「これは病院直行だな」と心配の声すら上がった。

 もう1人のゲスト解説でかつてアスケロフと拳を交えた佐藤嘉洋は「まるでアスケロフの頭上をハサミで切ったかのような倒れ方。まるで日本刀のようだった」と独特の表現。かつてのライバルが首を狩られたかのように、力なくマットに倒れる姿に驚きを隠せない様子だった。

 試合後にマイクを握った野杁は「去年THE MATCEでたくさん期待して頂いたんですけど、期待を裏切ってしまって申し訳ございませんでした」と開口一番ファンに謝罪。「69kgで初めての挑戦だったんですけど、どうですか、この階級で僕強くなってますよね? どんどん世界の強豪に喧嘩を売って、最強を証明し続けるので、これからも応援よろしくお願いします」と再起を力強く誓った。 

【映像】魔裟斗が驚嘆した「衝撃失神」KO
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回転しながら衝撃の失神KO 「人間の意識が飛ぶ瞬間はここ!」「コマのようにくるくる回りながら沈んだ!」実況も絶叫 
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