＜大相撲三月場所＞◇初日◇12日◇大阪・エディオンアリーナ大阪
春場所もこの力士が相撲界を盛り上げてくれそうだ。“業師”として知られる、前頭八枚目・宇良（木瀬）が、土俵際でくるっと回転し、対戦相手を土俵に沈めるという逆転劇を見せ、館内は大歓声に包まれた。
大阪府寝屋川市出身の宇良にとってご当地場所。大歓声に包まれながら土俵入りすると、前頭八枚目・一山本（放駒）と熱戦を繰り広げる。一山本の突き押しに土俵際に追い込まれる場面もあったが、最後はひらりと交わして、叩き込みで白星をあげた。
この取組を受け、ABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「突っ張られてますけど、腰の位置が良いですね。調子の良い時の宇良の動きじゃないでしょうか」と話した。一方で「一山本も良い相撲でした。でも相手にこういう相撲を取られると突っ張りにくいですよ」とコメントする場面もあった。
美しい宇良の逆転劇に視聴者からは「すごい！うらら」「アクロバットだなあ」「おもしろい」「宇良らしさ出てた」などの声がコメント欄に寄せられていた。
（ABEMA／大相撲チャンネル）
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