【ブンデスリーガ】フランクフルト1-1シュトゥットガルト(日本時間3月11日/ドイチェ・バンク・パルク)
フランクフルトのカイザー、長谷部誠がベテランらしい熟練の技を魅せた。試合中盤、フランクフルトはシュトゥットガルトのカウンターを受け、絶体絶命のピンチを迎えてしまった。この危機的状況を救ったのが、フランクフルトの最終ラインに君臨する39歳となった元日本代表キャプテンだった。
【映像】“皇帝”長谷部がチームの絶対絶命のピンチを救う「カイザーディフェンス」
フランクフルトは0–0のスコアで30分を迎えた。長谷部が1人自陣に残っている状況で、味方のFWが敵陣深くでボールをロストしてしまう。長谷部はシュトゥットガルトの強烈なカウンターを受けるが、ここでベテランの技術が光る。相手のアタッカーと絶妙な距離を取って選択肢を限定。その結果、相手アタッカーが上げた雑なクロスを長谷部は冷静にブロックし、カウンターを遮断した。長谷部の冷静さが光るワンシーンだった。
ABEMAで解説を務めた槙野智章氏は「あのブロックや危険な位置にポジション取れる。そこで一度体を当てることで4、5人が帰ってこれた。相手の自由を奪った。あれは経験がないとできない。1メートル横にいるだけで全然違った」と長谷部の守備対応を大絶賛した。
長谷部は前半戦は負傷離脱もあり、あまり出場機会を得られなかった。しかし2023年に入ってからスタメンの数を増やし、チームに居なくてはならない存在として、再度地位を確立しつつある。フランクフルトのUEFAチャンピオンズリーグ出場権獲得は、この男にかかっているといっても過言ではない。
(ABEMA/ブンデスリーガ)
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