堂安律、2試合連続ゴールに期待!不調に苦しむ鎌田大地、復活なるか? 代表合流前に負けられない一戦
【映像】堂安律、3ゴール目は劇的決勝弾!89分に左足でスライディングシュート

ドイツ・ブンデスリーガは多くの日本人選手が戦うリーグだ。フランクフルトには鎌田大地長谷部誠が、フライブルクには堂安律が所属し、いずれも主力としてプレーしている。またフランクフルトは勝ち点40の6位(3月17日時点)、フライブルクは勝ち点45の5位と、両チームともUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を狙える好順位に位置しており、これからのリーグ戦で簡単に勝ち点を落とすのは許されない状態である。フランクフルト、フライブルクのそれぞれ今週末に行われるリーグ戦の展望について、日本人選手を中心に考えてみよう。

【映像】堂安律、3ゴール目は劇的決勝弾!89分に左足でスライディングシュート

フランクフルトは上位争いのライバル、ウニオン・ベルリンと激突。鎌田大地、長谷部誠それぞれのマッチアップにも注目。

フランクフルトは3月19日にウニオン・ベルリンと対戦する。ウニオン・ベルリンは今季好調をキープしており、現在勝ち点45の4位に位置。フランクフルトにとってはチャンピオンズリーグ出場権争いの直線的なライバルとなるため、絶対に勝利を掴みたい試合だ。

鎌田は今季からボランチでプレーしている。ただしシャドーのレギュラーを務めていたデンマーク代表FWイェスパー・リンドストロムが現在負傷離脱しているため、この試合ではシャドーで先発する可能性が高い。鎌田がウニオン・ベルリンの堅固な守備ブロックに対してどのように対処し、スルーパスやミドルシュートといった持ち味を発揮するのかが見どころになるだろう。さらにその中で実現するドイツ代表MFラニ・ケディラとのマッチアップにも注目が集まる。高いボール奪取能力を備えるケディラの手から、鎌田が逃れられるのかは試合の趨勢を左右するトピックだ。

長谷部は3バックの真ん中での先発が濃厚だ。ウニオン・ベルリンはアタッカーの高さと速さを生かしたカウンターアタックを攻撃の中心手段としており、その破壊力はブンデスリーガでも屈指だ。当然、DFの長谷部にはこのカウンターを止める働きが要求される。ウニオン・ベルリンの前線にはスリナム代表FWシュラルド・ベッカーやアメリカ代表ジョーダン・シエバチュといったスピードと決定力を兼ね備えたアタッカーが揃っており、長谷部がどのように対応するのかは注目のポイントとなる。

前節は決勝点でチームを勝利に導いた堂安律。2試合連続得点に期待がかかる。

フライブルクは3月20日にマインツと試合を行う。マインツは現在勝ち点36の7位に位置しており、直近5試合で4勝1分と絶好調。フライブルクにとって厳しい試合になるのは間違いない。両者のチームスタイルを考慮すると、フライブルクがボールを握る展開になる可能性が高いため、フライブルクがマインツの守備ブロックを攻略できるかが試合の勝敗を左右するポイントになりそうだ。

堂安は右サイドハーフで先発すると予想される。前節のホッフェンハイム戦では決勝点を記録して勝利に貢献しており、この試合でもチームを勝利に導く決定的な活躍が期待されている。一方で懸念点もある。堂安が3月17日に行われたUEFAヨーロッパリーグのユヴェントス戦で先発しており、マインツ戦は中2日での試合という点だ。疲労が完璧に抜けきらず、コンディション面が完璧ではない可能性も考えられる。実際に2月26日のレバークーゼン戦では体調不良によって早期交代を余儀なくされており、勤続疲労は見過ごせない問題だ。

また堂安とマッチアップする可能性の高いスイス代表MFエジミウソン・フェルナンデスについても紹介したい。フェルナンデスはフィジカルコンタクトの強さと長い手足を生かしたボール奪取を武器とするプレーヤーだ。本職はMFだが、今季のマインツでは3バックの左で起用されている。直近は非常に好調をキープしており、堂安とのマッチアップは見応え抜群のものになるのではないだろうか。

日本人選手の活躍がチームの運命を左右する

フランクフルト、フライブルクは共にチャンピオンズリーグ出場権を争っており、ここからのリーグ戦は負けられない試合が続く。日本人選手の活躍がチームの運命を左右するかもしれない。

ABEMA/ブンデスリーガ)

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