将棋の棋王戦コナミグループ杯五番勝負は3月19日、渡辺明棋王（名人、38）と挑戦者の藤井聡太竜王（王位、叡王、王将、棋聖、20）が午前9時から第4局の対局を開始した。本局の舞台は栃木県日光市の「日光きぬ川スパホテル三日月」。これまでに2勝を挙げている藤井竜王が本局で決めきるか、10連覇中の渡辺棋王がフルセットに持ち込むか。大激戦が予想される注目の一局が始まった。
渡辺棋王は、2000年4月に四段昇段。竜王戦1組（1組以上：17期）で、第80期名人（A級以上：12期）。タイトル通算31期は歴代4位・現役2位で、棋戦優勝は11回を誇る。10連覇中のタイトルながら、今期のシリーズは1勝2敗のカド番に立たされている。前局で初勝利を飾った勢いそのままに、本局で追いつきフルセットに持ち込むことができるか。
藤井王将は、2016年10月に四段昇段。第35期竜王（1組以上：2期）、順位戦A級（Ａ級：1期）。2022年度は保持する竜王、王位、叡王、棋聖の防衛に加えて、羽生善治九段（52）を挑戦者に迎えた王将戦七番勝負でも初防衛を決めたばかり。タイトル獲得数は森内俊之九段（52）に並ぶ12期となった。棋戦優勝は8回。このシリーズでは最年少六冠獲得を狙うべく、渡辺棋王に真っ向勝負を挑んでいる。
持ち時間は各4時間、本局の先手は渡辺棋王。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
（ABEMA／将棋チャンネルより）
