ブンデスリーガ第25節が19日に行われ、フライブルクとマインツが対戦した。
ヨーロッパリーグ(EL)ではラウンド16でユヴェントス相手に2戦合計0-3と敗北を喫したフライブルクだったが、直近のブンデスリーガでは5試合を3勝2分の好成績で駆け抜けている。現在5位につけており、来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得も十分に狙える立ち位置だ。今節は同じくヨーロッパのカップ戦出場権を争っているマインツが相手。フライブルクに所属している堂安律は公式戦3試合連続のスタメン入りを果たした。前節ホッフェンハイム戦に続くブンデスリーガ2試合連続ゴールを狙う。
試合は立ち上がりの5分、フライブルクがチャンスを作る。敵陣中央でクリアボールを拾ったマキシミリアン・エッゲシュタインが左へ繋ぐと、クリスティアン・ギュンターがアーリークロスを供給。このボールは通らなかったものの、ゴール前での混戦からキリアン・シルディリアがフィニッシュまで持ち込む。しかし、このシュートは相手DFのブロックに阻まれた。
対するマインツは18分、敵陣でルーズボールを拾ったイ・ジェソンのスルーパスから、抜け出したルドヴィク・アジョルケが左足でゴールネットを揺らす。しかし、ここはオフサイドでゴールは認められず。36分にはペナルティエリア手前で得たフリーキックをマルクス・イングバーツェンが直接狙ったが、GKに弾き出された。前半はスコアレスで終了している。
後半に入ると序盤に試合が動く。55分、GKマルク・フレッケンのロングフィードにミハエル・グレゴリチュが競り勝つと、GKとDFの間に落ちたボールに堂安が反応。先に触って相手GKロビン・ツェントナーを抜き去ると、左足で無人のゴールに流し込んだ。堂安のブンデスリーガ2試合連続今季4得点目、公式戦6ゴール目で、フライブルクが先手を取った。
その後は時間が経過するにつれてマインツのチャンスシーンが目立ったものの、フライブルクは集中力を切らさない守備でゴールを許さず。このまま試合終了かと思われた後半アディショナルタイム、再び試合が動く。右サイド高い位置で得たスローインを放り込み、ペナルティエリア内でパスを繋ぐと、最後はカリム・オニシウォが左足で流し込んだ。土壇場の得点でマインツが試合を振り出しに戻している。
試合はこのままタイムアップ。フライブルクは土壇場でブンデスリーガ2連勝を逃したものの、今節は勝ち点で並ぶライプツィヒが浅野拓磨所属のボーフムに敗れたため、フライブルクはCL出場圏内の4位に浮上。堂安は85分までプレーしている。一方、マインツは文字通りラストプレーで勝ち点「1」をもぎ取り、直近の成績を6戦無敗とした。
ここから各国リーグ戦はインターナショナルマッチウィークによる中断期間に突入。次節は4月1日に行われ、フライブルクはホームでヘルタ・ベルリンと、マインツは敵地でライプツィヒと、それぞれ対戦する。
【スコア】
マインツ 1-1 フライブルク
【得点者】
0-1 55分 堂安律(フライブルク)
1-1 90+6分 カリム・オニシウォ(マインツ)