<大相撲三月場所>◇九日目◇20日◇大阪・エディオンアリーナ大阪
十両十四枚目・落合(宮城野)が十両九枚目・白鷹山(高田川)を送り出しで下し、今場所勝ち越しとなる8勝目を挙げた。前日に続く巧みな“足技”が光る一番に、ファンからは「バケモン」「すげえなこりゃ」と驚きの声が相次いだ。
史上最速・昭和以降初の所要1場所での十両昇進を決め、“令和の怪物”とも呼ばれている落合。新十両となった今場所では二日目に初黒星を喫したものの、三日目から6連勝と白星を重ね、勝ち越しまで王手をかけていた。
白鷹山と対戦した九日目の取組では、立ち合い当たってから圧力で押されるも、すかさず右上手を引いて押し返し、土俵中央で組み合ったままの攻防戦へ。左を差してまわしに手を伸ばすが、白鷹山が必死におっつけて抵抗。しばらくこう着状態が続くかに見えた次の瞬間、落合は右足で相手の足を払いに出た。「パチン」と乾いた音が館内に響くと、即座に落合は体勢を崩した相手の背後に回り込み、そのまま一気に送り出しを決めて勝ち星を上げた。
落合は八日目の取組でも十両十一枚目・志摩ノ海(木瀬)を相手に“足技”を見せていた。二日連続となる鮮やかな足技の披露に、客席からは大きな歓声が沸き起こった。勝った落合は8勝目を挙げ、今場所勝ち越しを決めた。一方、敗れた白鷹山は3敗目を喫した。
若さと勢いだけでなく、確かな技術と相撲センスもうかがえる落合。二日連続の見事な足技には、ABEMAの視聴者からも「つえーわ」「バケモン」「すげえなこりゃ」「バランスの崩し方上手い」「若いのにテクニシャン」と驚きの声が相次いで寄せられた。
なお、その後の取組では十両三枚目・逸ノ城(湊)と十両筆頭・朝乃山(高砂)が勝ち越しを決め、十両の優勝争いは落合、逸ノ城、朝乃山が8勝でトップに並ぶ状況となった。落合が10代で十両優勝を果たした場合、師匠で元横綱・白鵬の宮城野親方以来、19年ぶりの快挙となる。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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