<大相撲三月場所>◇九日目◇20日◇大阪・エディオンアリーナ大阪
関脇・霧馬山(陸奥)と前頭二枚目・竜電(高田川)の立ち合い直前、客席から大きな声が響き、霧馬山が立ち合いを嫌うと館内がどよめく一幕があった。立ち合い直前の大声に、視聴者からは「観客うるさい」「タイミングが」といったコメントが寄せられた。
制限時間いっぱいとなり、仕切り線に立った両者。集中して腰を下ろし構えた際、静まり返った客席から大声が飛んできた。これに影響されたのか、霧馬山は珍しく立ち合いを嫌い、一度立ち上がる流れに。
その後、立ち合い成立すると低い姿勢で攻めた霧馬山は、前まわしを掴んで左四つの体勢へ。竜電もまわしを掴み、左四つがっぷりで組み合う攻防戦が繰り広げられた。上手を切った霧馬山が前に出ていくも、竜電は何度もしぶとく凌ぎ、客席からは大きな拍手が沸き起こった。最後は霧馬山が引きつけて寄り切りを決め、6勝目の勝ち星を挙げた。惜しくも敗れた竜電は今場所負け越しとなる8敗目を喫した。
白熱した一番を受けて、ABEMAで解説を務めた元前頭の豊山は「今日の勝ち方は大変な思いをしての勝ちだったので、すごく貴重な一番になったんじゃないか」と霧馬山の勝利にコメント。続けて「攻め急がなかったのが良かったかもしれないですね」と、落ち着いて自分の形を作ったことが功を奏したと分析した。
結果的に霧馬山は勝利を収めたものの、立ち合い直前の客席からの大声には「観客うるさいな」「タイミングが」「客がうるさい」と批判も相次いだ。六日目にも小結・若元春(荒汐)と小結・翔猿(追手風)の立ち合い直前に観客が大声を出し「マナー悪い」「タイミング考えて」と批判が殺到したばかりだった。(ABEMA『大相撲チャンネル』)
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