
【WBC・準決勝】日本代表6-5メキシコ(3月20日/ローンデポ・パーク)
WBC準決勝、日本代表対メキシコの一戦は9回裏、ヤクルト・村上宗隆内野手の劇的な逆転サヨナラ打が飛び出し、日本が14年ぶりの決勝進出を決めた。
勝負を決めた村上の一打はもちろんだが、それと同じくらい注目を集めたのがサヨナラのホームを踏んだソフトバンク・周東佑京外野手の韋駄天ぶりだ。
1死一塁から四球を選んだレッドソックス・吉田正尚外野手の代走として出場した周東は、村上の打球がセンター後方に飛んだ瞬間に猛ダッシュ。TVカメラがホームに向かう二塁走者のエンゼルス・大谷翔平投手を映し出し、実況が「大谷がホームに返ってきた!」と叫んだ直後に映像が切り替わると、すでに周東がスライディングでサヨナラのホームインを決めていた。
前を走る大谷もスピードはメジャートップレベルと言われているだけに、SNS上では「周東、大谷くんに追いつきそうなくらい足速くて草」「今週末の高松宮記念に出走しても勝てそうなくらい速かった」など、その快速ぶりを絶賛する投稿が相次ぎ、「周東の足」「#周東は一塁でも得点圏」がトレンド入りした。
2020年には50盗塁でパ・リーグ盗塁王を獲得し、昨季まで4年連続20盗塁をマーク。侍ジャパンにも「足のスペシャリスト」として招集された韋駄天が、大一番で世界も驚くスピードモンスターぶりを発揮した。
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