ついにお目覚め“村神様” 3三振後に劇的すぎるサヨナラ打の神展開「信じていたよ」「村上様しか勝たん」

【WBC・準決勝】日本代表6-5メキシコ(3月20日/ローンデポ・パーク)

 日本中、いや世界中が固唾を飲んで見守ったこの試合で、ついに侍ジャパンの主砲・ヤクルトの村上宗隆内野手が起死回生の一打を放ち、劇的すぎるサヨナラ勝ちを収めた。

 日本は序盤からメキシコに先制を許し、一時はレッドソックス・吉田正尚外野手の3ランで追いつくも、再び勝ち越しされる苦しい展開となる。

 そんななか、この日の村上は左キラーのサンドバルの変化球にタイミングが合わず、メキシコ投手を相手に3三振。本来の打撃が戻ってきたといえない結果と劣勢の試合展開に、重苦しい雰囲気が漂っていた。

 だが、村上宗隆はやはり「村神様」だった。4-5と追い込まれた最終回、エンゼルス・大谷翔平投手がメキシコの抑えの切り札・ガイェゴスの初球を振り抜き右中間への二塁打を放ち、続く吉田が四球を選んでチャンスメイク。大谷が帰れば同点、代走・ソフトバンクの周東佑京外野手が生還すればサヨナラの場面で、野球の神様は村上に最後の試練を与えたのかもしれない。

 日本中が注目するこの打席で、村上は真ん中に入った3球目のストレートを迷いなく振り抜くと、ライナー性の鋭い打球はセンター後方のフェンスに直撃。一塁走者の周東まで生還する逆転のサヨナラツーベースで3大会ぶりの決勝進出を決めた。

 1次ラウンドから本来の打撃を発揮できていなかった村上だが、この劇的打にSNS上では「村上様、これは神」、「村上様しか勝たん」、「信じていたよ」、「最高のタイミングでお目覚め」など歓喜と祝福のコメントが相次いだ。

 劣勢からの逆転サヨナラというあまりにもドラマチックな勝利を勝ち取った侍ジャパン。村上様が目覚めたことで三度目のWBC制覇に大きな弾みがついたはずだ。

(C)Getty Images

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