【WBC・決勝】日本代表3-2アメリカ(3月21日・日本時間22日/ローンデポ・パーク)
大谷翔平投手が最後のバッター、マイク・トラウトを空振り三振に打ち取り、侍ジャパンが世界一を決めた。グラブと帽子を投げ捨て雄叫びをあげる大谷のもとに、ナインをはじめベンチにいた面々も駆け寄る。そんな中、真っ先に駆け寄ったのが侍ジャパンのムードメーカー牧秀悟内野手(DeNA)。あまりの勢いに、大谷も思わず及び腰になっていた!?
1点リードの9回、2死ランナーなし。大谷はトラウトから渾身のストレートで空振りを奪い追い込むと、最後はフルカウントから伝家の宝刀スライダーで空振り三振に。その瞬間、大谷は喜びを爆発させ、歓喜の輪ができようとしていた。通常の優勝シーンであればまずバッテリーの二人が抱き合い、そこにナインやベンチのメンバーが加わることが多い。しかしこの試合の映像をよく見ると、すごい勢いで真っ先に大谷に向かっていったのは“デスターシャ”でおなじみの牧。試合中もベンチの最前列で大きな声を出し、独特のキャラクターでいじられ役にもなっている侍ジャパンの元気印だ。
凄い勢いで先頭を走ってきた牧に大谷も驚いた様子を見せたが、結局最初はバッテリーで抱擁を交わすことに成功したよう。その後で牧も含めたメンバーともみくちゃになって喜びを分かち合っていた。
満面の笑顔で真っ先にマウンドに到達した牧について、SNSでも「優勝の瞬間まっっっ先に来た牧秀悟流石すぎる。毎回人の元に駆け寄ってくれる人だったねえ」「何としてでも一番乗りで飛び出したい牧秀吾」「一番乗りで駆け寄ることに成功した牧秀吾の大谷翔平へのタックル 草すぎる」と注目する声が多く上がったほか、「優勝の瞬間マウンド駆け寄る時、周東より牧の方が足速くて草」とスピードに驚くコメントも見られた。
実は牧は前日の準決勝でもサヨナラのホームを踏んだ周東のもとに真っ先に駆け寄っている。それにも言及して「だいたい一番に飛び出すのは牧」「牧秀悟、昨日のサヨナラも今日の優勝シーンも誰よりも早く駆けつけてるし、その速さがあれば今季盗塁王獲れるのでは?」という声も上がっていた。
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