ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ(フランクフルト)が、自身のキャリアに言及した。25日、ドイツメディア『Sportbuzzer』がコメントを伝えた。
現在30歳のゲッツェはドルトムントやバイエルンでブンデスリーガを通算5度制覇。2014年にはドイツ代表のFIFAワールドカップブラジル2014優勝に貢献した。一時は病気の影響でキャリアが暗転したこともあったが、2020-21シーズンから2年間プレーしたPSVで復活。今季からプレーするフランクフルトでも主力として活躍しており、FIFAワールドカップカタール2022で約5年ぶりとなる代表復帰を果たした。
そんなゲッツェは、自国で開催されるEURO2024が、自身の代表キャリアを締めくくる場にふさわしいと考えている模様だ。「考えてみると確かにそれがとてもしっくりくるんだ」と、EUROのトロフィーを置き土産に、2010年から始まった代表キャリアに終止符を打つ考えを明かした。
また、ゲッツェは現役引退後のセカンドキャリアにも言及。現時点でコーチに転身することは考えていないようだ。
「何度か自問自答したことがあるけれど、今のところ(指導者への転身が)実現するとは思っていない。この道に進む元選手はたくさんいるけれど、成功した人もいれば失敗した人もいる。選手として持っているスキルは役に立たず、コーチとしてゼロから始めるしかないと思っているんだ。(監督として失敗した)そのうちの一人にはなりたくない」