将棋の渡辺明名人(38)に六冠保持者の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦する第81期名人戦七番勝負第1局が4月5日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われている。藤井竜王にとっては初の名人挑戦となるが、タイトル戦登場は14回目とあり、和服姿もすっかり板についている。所作もお手の物とあり、本局でも丁寧な和服の扱い方が話題を集めていた。
年間を通じてタイトル戦の大舞台を渡り歩く藤井竜王にとって、和服はまさに勝負服。17歳当時から和服姿でタイトル戦などに登場しており、2022年には「きものベストドレッサー賞 男性部門」に輝いた。将棋界の若き絶対王者として、和服に身を包んだ凛々しい姿は多くのファンを魅了している。
名人戦開幕局では、グレーの袴に薄緑色がかった白を基調とした着物に羽織を合わせ春らしい装いで登場。午後のおやつが運ばれる頃になるとやや室温が上がったのか、羽織を脱いで丁寧に畳む様子がカメラに映し出された。対局中ながら、手慣れた様子でさっと折り畳む鮮やかな所作に、ファンも注目。「丁寧だなあ」「さわやかなお着物ですね」「脱ぎ脱ぎ」「慣れてますね」と目を奪われていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)