将棋の渡辺明名人(38)に六冠保持者の藤井聡太竜王(王位、叡王、棋王、王将、棋聖、20)が挑戦する第81期名人戦七番勝負第1局が4月5日、東京都文京区の「ホテル椿山荘東京」で行われている。将棋ファンにとって“聖地”とも呼ばれる椿山荘での対局は、藤井竜王にとっては初。時折窓の方向に顔を向けて、美しい庭園の新緑を眺める様子が見られた。
開幕局が行われている「ホテル椿山荘東京」は、今期で16回目の開催。2008年からは毎年、名人戦七番勝負の第1局が行われている。緑豊かな美しい庭園では「東京雲海」と呼ばれる霧が名物。日中には1時間に2回、夕方~夜は4回、人工的に霧を発生させて幻想的な景色を楽しむことができる。
渡辺名人、藤井竜王ともに時折窓の方向に視線を向けて、考慮中のわずかな気分転換を図っていた。今期、名人初挑戦となった藤井竜王は初の椿山荘対局。タイトル戦の中でも最も長い歴史を誇る大舞台に立ち、鋭い表情で窓の向こうを見つめる様子に、ファンからは「何が見えるのかな」「大人になりましたね」「凛々しくなったなあ」「男前!」「どんな景色が映っているんだろう?」「素敵なお庭なんでしょうね」と様々なコメントが寄せられていた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)