4月1日に新球場・エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた北海道日本ハムファイターズ対東北楽天ゴールデンイーグルスの一戦、清宮幸太郎の一打による劇的なサヨナラ勝ちという形で、新球場初勝利を飾った日本ハムについて、野球解説者・里崎智也氏が言及した。
5回表に楽天が1点先制するも、日本ハムは6回裏に同点に追いつき、続く7回には2点を挙げて3-1と勝ち越し。しかし粘る楽天は8回表に同点に追いつき、試合を振り出しに戻すと、そのまま両軍ともに譲らず、延長戦へ。
そして3-3のまま迎えた10回裏・日本ハムの攻撃。先頭の4番・野村佑希が、楽天7番手の宮森智志からライトへの2ベースヒットで無死二塁、サヨナラの好機を作ると、打席に立ったのは6番・清宮。
清宮は初球、ワンバウンドとなる外角の球を見送ってカウント1-0とすると、宮森が投じた続く2球目、外角のチェンジアップにタイミングを外されることなく、巧く合わせてライト前へ。この間に、二塁走者の代走・福田光輝が生還し、日本ハムは新本拠地・エスコンフィールドHOKKAIDO初となる記念すべき一勝を、なんとも劇的な形で飾ることとなった。
この新球場初勝利に里崎氏は、「清宮は開幕戦で、あわやホームランかというバッティングもあった。この3カード目の中で2戦目に勝てたのは、ファイターズにとって大きかった」と、清宮はもとより、チームとしても弾みのつく一勝であったことを解説する形でコメントした。
なお、清宮はきょう4月9日の対オリックス戦の第1打席で、今季第1号となる先制3ランホームランを放っている。
ちなみに、今季から北海道日本ハムファイターズが本拠地としているエスコンフィールドHOKKAIDOは、北海道北広島市Fビレッジ内にある屋根開閉式のドーム球場で、収容能力は35000人。中堅までの距離が121メートル、左翼が97メートル、右翼が99メートルと、右翼側がやや深い左右非対称の構造となっている。(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)