表向きの言動だけでは伝わらないことがある。一見すると派手な言動の一つひとつを丁寧に紐解いていくことで、それまでのイメージが大きく変化することも珍しくない。まさに、そんなプロボクサーがいる。日本スーパーバンタム級3位の中川麦茶(34歳・一力ジム)だ。一度はボクシング界を引退するも、3年後に訪れた大事な復帰戦。その前日計量の会場に嫁の下着を身に着けてボクシング界に舞い戻った男。その振る舞いは会場を騒然とさせ、対戦相手を激怒させた。人はそんな彼のことを“破天荒なプロボクサー”と呼ぶ。