将棋の第8期叡王戦五番勝負第1局は4月11日、藤井聡太叡王(竜王、王位、棋王、王将、棋聖、20)と挑戦者の菅井竜也八段(30)が現在対局中だ。ABEMAの中継には立会人の島朗九段(60)が出演し、開幕局の舞台「江戸総鎮守 神田明神」の施設を紹介。ロボットの獅子舞おみくじで「大吉」を引くと、満面の笑みを見せていた。
藤井叡王と菅井八段がタイトル戦で初めて激突し、“対抗形シリーズ”として注目を集めている本五番勝負。開幕局は「江戸総鎮守 神田明神」を舞台に行われている。中継には、現地で立会人を務める島九段が出演。対局再開を見届けた後、現地の様子をレポートした。対局が行われている境内の明神会館のほか、授与所では様々な種類のお守りやおみくじを紹介。その中で島九段は、ロボットの獅子舞がお囃子に合わせて舞いながらおみくじを引く「獅子舞おみくじ」に挑戦した。
叡王戦は、タイトル戦昇格前の第1、2期は優勝棋士が電王トーナメントを勝ちあがったコンピュータ将棋ソフトと電王戦を戦った。その際、棋士と相対しコンピュータソフトの代指しを務めたのが「プロ棋戦専用ロボットアーム 電王手くん」だった。繊細な動きで駒を動かすことはもちろん、懸命に駒を反転させたり対局開始・終了時に“あいさつ”をするなど、その姿は今も将棋ファンの記憶に強く残っている。ロボット獅子舞の足から除くアーム部分や、おみくじを引き寄せて授与する繊細な動きに、電王手くんの姿を重ねた視聴者は多く、「もしや電王手くん!?」「再就職で獅子舞に…」「なんか懐かしい」「動きかわいいw」「外国からの観光客に喜ばれそうだよね」と多くのコメントが寄せられていた。
そんなロボット獅子舞から島九段が引いたおみくじは見事に大吉。七福神のひとりで長寿を授ける神様の“寿老人”が描かれており、「私も2月に還暦になりましたので、健康第一ですよね」と柔らかく微笑んでいた。
(ABEMA/将棋チャンネルより)