マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、11日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝・ファーストレグのバイエルン戦を前にした記者会見でCL制覇の難しさについて語った。10日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
クラブの悲願である“ビッグイヤー”獲得に向けて、11日にバイエルンと対戦するグアルディオラ監督は、この試合を前にした記者会見でCL制覇について尋ねられると、「私たちは挑戦することを望んでいる。バイエルンのような優れた相手と戦えることは光栄だし、この舞台にいられて幸せだ。私がここに来た7年前、『CLを制するためにここにいる』と言われ、毎シーズントライしているが、良いチームがいるし、彼らも優勝を望んでいる。もちろん挑戦しているが、それは優勝できることを意味していない」とコメント。
さらに、「ジャック・ニクラスはメジャー大会を何度プレーした? ゴルファーとしての30、40年で、CLのような大会を1年で4回(マスターズ、PGA選手権、全米オープン、全英オープン)プレーする。160回以上出場して何回優勝したのか(優勝は18回)。マイケル・ジョーダンはNBAで6度も優勝しているが、彼は何年プレーしただろう? 16年(実際は15シーズン)?。彼らのような素晴らしいアスリートでさえ、勝ち以上に負けている」と続け、ゴルフ界とバスケ界のレジェンドを例に挙げ、CL制覇の難しさを強調。その上で、「重要なのはこの舞台にいて、しっかりと戦い、ベストを尽くすことだ。負ける時は負ける。私は完璧ではない」との見解を示した。
また、新指揮官であるトーマス・トゥヘルが率いるバイエルンについてグアルディオラ監督は「明日、彼は何か新しいことをやってくるかもしれない。私たちは常にそれに対応しようとしている。すべてのポジションにクオリティがあり、難しい戦いになるだろう。しかし、私は彼らに注意を払い過ぎず、自分たちのチームのことに集中したい」と意気込みを語った。