4月4日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、ソフトバンク・周東佑京が披露した説明不能な“爆速内野安打”について、NPB・MLBで活躍した野球解説者の五十嵐亮太氏が言及した。

【映像】世界一のスピード記録!? ソフトバンク周東の一塁ベース到達タイムが“説明不能”
この試合、途中出場となった周東の最初の打席は、4-0ソフトバンク4点のリードで迎えた8回表の攻撃。この回先頭の1番・牧原大成がピッチャーゴロに倒れて1死走者なしの場面で打席に立った周東は、オリックス2番手・東晃平がカウント2-2から投じた5球目、真ん中高めのカーブを叩きつけるように振りぬくと、高いバンドでマウンド前へと転がるゴロに。この打球に、東は急いでマウンドを駆け下りて追いつくと、そのまま一塁へと送球…しようするも、時既に遅し。なんと周東は、快足を飛ばして既に一塁を駆け抜け、セーフに。結局、東が送球さえすることができないという、なんとも驚くべきピッチャー前ヒットとなった。しかも、この時、ベース到達までにかかった時間は、わずか3秒83。WBCでも注目を集めた脅威の韋駄天ぶりを、レギュラーシーズンでも発揮する形となった。