4月4日に京セラドーム大阪で行われたオリックス・バファローズ対福岡ソフトバンクホークスの一戦で、ソフトバンク・周東佑京が披露した説明不能な“爆速内野安打”について、NPB・MLBで活躍した野球解説者の五十嵐亮太氏が言及した。
【映像】世界一のスピード記録!? ソフトバンク周東の一塁ベース到達タイムが“説明不能”
この試合、途中出場となった周東の最初の打席は、4-0ソフトバンク4点のリードで迎えた8回表の攻撃。この回先頭の1番・牧原大成がピッチャーゴロに倒れて1死走者なしの場面で打席に立った周東は、オリックス2番手・東晃平がカウント2-2から投じた5球目、真ん中高めのカーブを叩きつけるように振りぬくと、高いバンドでマウンド前へと転がるゴロに。この打球に、東は急いでマウンドを駆け下りて追いつくと、そのまま一塁へと送球…しようするも、時既に遅し。なんと周東は、快足を飛ばして既に一塁を駆け抜け、セーフに。結局、東が送球さえすることができないという、なんとも驚くべきピッチャー前ヒットとなった。しかも、この時、ベース到達までにかかった時間は、わずか3秒83。WBCでも注目を集めた脅威の韋駄天ぶりを、レギュラーシーズンでも発揮する形となった。
こうした周東による驚愕の“爆速内野安打”について、4月14日放送の『バズ!パ・リーグ』(ABEMA)に出演した五十嵐氏は、 「すごいですね。この3秒83を、どれくらいすごいか説明できないですよね。」と驚いた様子でコメント。また、五十嵐氏は、自身が解説したソフトバンクの試合において、周東が、内野ゴロでダブルプレーとなりそうな場面でも快足を飛ばして悠々セーフとなったことを紹介する形で、「当たり前が通用しない足の速さ」と、その韋駄天ぶりを称賛した。
また、番組司会の辻歩アナウンサーから、MLBでの事例として、「(ホセ)アルトゥーベ選手(ヒューストン・アストロズ)が3秒33という記録を持っているらしいです。」と聞いた五十嵐氏は、アルトゥーベが右打者であることを踏まえ、「もう1回測りなおしてもらいたいですね。もしかしたら周東選手の方が早いかもしれない。」と、その韋駄天ぶりが世界一である可能性についても興味を示すことになった。
(ABEMA『バズ!パ・リーグ』)