驚異のスタッツ!“103回のボールアクション”と“パス87本” 最年長出場記録更新中の鉄人・長谷部誠が「皇帝」と呼ばれる理由
【映像】長谷部誠が"皇帝"と呼ばれる理由が分かる超絶ディフェンス

ブンデスリーガフランクフルト1-1メンヘングラートバッハ(日本時間4月16日/ドイチェ・バンク・パルク)

長谷部誠が“皇帝”と呼ばれる理由が証明される試合となった。メンヘングラートバッハ戦で元日本代表キャプテンはセンターバックで先発出場。守備時は的確な守備対応でピンチの芽を摘み、両チーム最多103回のボールアクション&パス87本を記録した。この鉄人ぶりの活躍に実況・解説は大絶賛だ。

【映像】長谷部誠が"皇帝"と呼ばれる理由が分かる超絶ディフェンス

1点を追いかける53分にフランクフルトはダメ押しゴールを決められてもおかしくないピンチを迎えた。この絶体絶命な場面でチームを救ったのが39歳の大ベテラン長谷部誠だった。

フランクフルトが相手ゴール前でパスをカットされてボールを失うと、ボールを奪ったメンヘングラートバッハは一気に前掛かりとなってカウンターを繰り出した。この時、メンヘングラートバッハの選手2人がフランクフルトの選手よりも前に抜け出しており、ボールを持っていたテュラムからプレアへとパスが繋がれば1点が確実の場面だった。

このピンチに全力で帰した長谷部がラストパスを何とかカット。追加点を奪われると試合展開が難しくなる絶体絶命の危機を経験に基づく予測で防いだ。

ABEMAで解説を務めた佐藤寿人氏は「もちろんテュラムの持ち出しがかなり外に流れましたから、強いクロスを上げるのは難しかったかもしれないですけど、ただそれに対して長谷部が戻り切ったことで一つピンチを救いましたね」と的確な守備対応を絶賛。

ABEMA実況の倉敷保雄氏も「自分のマックスのスピードを正しい角度で一目散に走っていくこのセンスですよね」と褒めちぎっていた。

試合終了後に倉敷保雄氏が「フルタイムを戦った選手の中で、長谷部が両チーム最多のボールアクション103回と、パス87本を記録しました。ボールアクションやパス回しが素晴らしいのですが、裏を取られた時のリカバリーが素晴らしいんですよね」と圧巻のスタッツを紹介した。

続けて「長谷部選手はフランクフルトのフィールドプレイヤーとしてのブンデスリーガ最年長記録を更新中です。今日で39歳と87日。ちなみにブンデスリーガで39歳以上でプレーした選手は長谷部選手が史上8人目ですが、最長出場記録は1988年のクラウス・フィヒテルというシャルケの選手で、43歳と184日なんだそうです」と、長谷部が今後更新する可能性もあるブンデスリーガ最年長出場の記録について紹介した。

この最年長出場記録を更新する難易度は極めて高いが、鉄人ぶりを見せつけている長谷部誠であれば更新の可能性もゼロではないだろう。

(ABEMA/ブンデスリーガ)

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