カルロ・アンチェロッティ

 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、チェルシー戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝セカンドレグが18日に行われ、レアル・マドリードはチェルシーと対戦。ファーストレグを2-0で先勝して迎えた敵地での一戦は、相手に得点のチャンスを与えながらも前半を無失点で凌ぐと、58分にロドリゴのゴールで先制すると、80分にも見事な崩しから最後はロドリゴが追加点を挙げ、2-0で試合終了。2試合合計4-0で3シーズン連続の準決勝へと駒を進めた。

 イギリスの大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』によると、アンチェロッティ監督にとってはこれで9度目のCL準決勝進出となり、ジョゼップ・グアルディオラ監督に続いて史上2人目の指揮官になったという。

 試合後、アンチェロッティ監督は「これは勝つために本当に苦しまなければならなかった試合だった。このような重要な試合でチェルシーのようなチームと対戦することは驚きではなかった。初めは左サイドの方でいくつかの問題が引き起こされたが、それに対処することができた」と振り返り、次のように続けた。

「(ティボー)・クルトワの大きなセーブは非常に重要だった。彼らに先制を許したくはなかったからね。そのことは心配していた。後半が進むにつれて、より強くなり、質の高いトランジションを生み出すためのスペースを作り出すこともできた」

「最終的には我々は非常に完璧なパフォーマンスを見せられたと思う。いいレベルに到達できたし、最終ラインはとても強固だった。これは価値のある結果であり、我々はみんな心から喜んでいる」

 なお、この試合でイエローカードをもらったブラジル代表DFエデル・ミリトンが次戦出場停止となることにアンチェロッティ監督は「準決勝のファーストレグでミリトンがいないことは非常に残念だ」と大きな痛手であることを認めた。