天才的な打撃が戻ってきた！吉田正尚、7試合ぶりマルチ安打を決めた芸術的流し打ち「いい感じに仕上がってきたな」「これが吉田よ」

【MLB】レッドソックス11－5ツインズ（4月20日・日本時間21日／ボストン）

　レッドソックスの吉田正尚外野手が「4番・レフト」でスタメン出場し、5打数2安打2打点と活躍、チームの勝利に貢献した。3回の第2打席に、自身21打席ぶりとなるセンター前ヒットを放つと、8回の第5打席にはきれいに流し打ってレフト線へのヒット。いずれもタイムリーで7試合ぶりのマルチ安打を記録した。広角に打ち分ける天才的な打撃が持ち味の吉田らしい打撃に、ファンからも「いい感じに仕上がってきたな」「これが吉田よ」と期待の声が出始めた。

【映像】吉田正尚、芸術的な流し打ち

　右太ももの張りも出て一時はスタメンを外れていた吉田だったが、ようやく調子が戻ってきたようだ。前日まで4試合、20打席連続ノーヒットとなり、前日はスタメンから外れていたが、この試合では1回の第1打席にツインズ・前田健太投手と対戦すると、いい当たりのライトライナー。3回には代わったパガンからセンター前に弾き返し、21打席ぶりのヒットを放った。第3打席こそボテボテのセカンドゴロに終わったが、第4打席はしっかりミートしてのレフトライナー。ゴロばかりが続いていた時期とは明らかに異なる打球を飛ばしていた。

　するとこの日の最終打席となった8回、4球ファウルで粘ったフルカウントからの8球目、外角のストレートに逆らわず流し打つと、打球もきれいに三塁線へ。2打点目となるタイムリーとなった。引っ張ってよし、流してよし。フェアグラウンドを目一杯使ってヒットを量産する吉田らしい打撃が戻ってきただけに、今後の活躍にも期待が膨らむところだ。
（ABEMA『SPORTSチャンネル』）