3月からマスク着用は個人の判断に委ねられたが、着用派は75.2%という調査もある。これまでもゴールデンウィークや正月を機に感染が再拡大してきた新型コロナウイルス。果たして、第9波は来るのか?ハーバード大医学部准教授に聞いた。
ゴールデンウィーク明けの5月8日から、型コロナの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられる。
4月5~7日に行われた『マスク個人判断後の意識調査』(ライボ Job総研調べ)によると、 今後も着用するという人が75.2%という結果となった。この日本の状況についてハーバード大学医学部准教授の内田舞氏に聞いた。
「ウイルスがなくなったわけではないので、感染対策を全くしなくてよいというわけではない。マスク着用は感染防止になる。感染対策を大切にしながらも、その中で失われるものがなるべくないように、よいバランスをもって個人の判断をしていけたらという時期にきた。感染は地域の感染率も大きな要因なのでそれも合わせた判断が必要だ
また、コロナ禍では感染対策強化のために立ち会い出産や入院中の子どもや高齢者との面会が許可されなかったが、信頼する人がそばにいた方が健康面が良くなるという研究もあるので、そういったところは『一律ダメ』から移行すべき時期にきたと感じる」
4月19日に開かれた厚生労働省の専門家会合では、この夏、第8波を超える大規模な第9波の可能性が指摘されているが、 こちらについてはどう見てるのか。
「9波が起こる可能性は大いにある。そして、9波だけではなく、もしかしたら、これからもウェーブが来続けることもある。しかし、9波に関しては、感染しやすさはあるが、重症化のしやすさに関しては、今までのウイルスとは相対的に高くないと言われている。デルタの波やオミクロンの最初のウェーブで見られた医療逼迫するような、爆発的な感染状況にはならないのではないかと言われている」
(『ABEMAヒルズ』より)
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