メインイベントのタイトルマッチで繰り広げられた壮絶な打撃戦。場内の興奮がピークに達する中、リングサイドで白熱しすぎたラウンドガールがあわや出番に遅れそうになるハプニングが発生。スタッフに促されると“ハッと”我に返ったようにリングサイドに、慌てて小走りで駆け寄る瞬間をカメラが収めていた。
4月21日に後楽園ホールで開催された「RISE167」。メインイベントのRISEライト級タイトルマッチで王者・直樹(BRING IT ONパラエストラAKK)と中村寛(BK GYM)が対戦。試合はまさに“壮絶”な打ち合い、手に汗握るシーソーゲームの末、5ラウンド判定2-0で中村が勝利。悲願の王座戴冠を果たした。
ラウンドを重ねるごとに場内の熱気が最高潮に達したメインイベントに相応しい打撃戦。その興奮は会場のファンはもちろん、リングサイドのラウンドガールにとっても例外ではなかったようだ。
オープンスコアリングシステムが採用されたこの試合。1ラウンドは中村が1-0、2ラウンドは直樹が1-0で取り返すも、残り2人のジャッジがいずれもドロー採点という非常に拮抗した展開。
試合が傾き始めた4ラウンド。中村が前蹴り、ボディへのヒザ、顔面へのハイを繰り出して直樹を捉え始めると、会場のボルテージがまた一つ上がる。そんな中、ラウンド残り10秒、リングサイドで出番を待機していたラウンドガール2人が壮絶な打ち合いに大興奮。間もなく出番という段階で関係者に声をかけられハッと我に返ると、リングに向かって慌てて小走りする様子がカメラに映し出された。
ラウンドガールも大興奮の試合は最終5ラウンドでも決着がつかず、勝負の行方は判定までもつれ、1人のジャッジが48-48のドローをつけたが、2人のジャッジが49-48で中村を支持。中村が悲願の戴冠を果たした。