将棋の第8期叡王戦五番勝負第2局は4月23日、藤井聡太叡王(竜王、王位、棋王、王将、棋聖、20)と挑戦者の菅井竜也八段(31)が現在対局中だ。注目の戦型は、菅井八段の先手で「三間飛車」となった。
3連覇を目指す藤井叡王に、振り飛車党の菅井八段が挑戦する“対抗形シリーズ”第2局。本局は菅井八段の先手で三間飛車の出だしとなった。開幕局は後手で三間飛車を採用も、藤井叡王の堅陣を崩せずに完敗を喫しており、先手番での用意に大きな注目が集まっている。
本局は菅井八段の穴熊に対し、藤井叡王も同じく穴熊で対抗。後手はやや薄い7筋に飛車を寄って先手の歩の進行を受けると、ABEMAで解説を務めた三浦弘行九段(49)、本田奎五段(25)からは「あまり見ない手」とのコメントがあった。先手の菅井八段は時間を消費することなく柔らかな角引きで対応。この一手に、本田五段は「居飛車党にはなかなか見えづらい手」、三浦九段は「センスが良い手。20年以上振り飛車を指してきて、こういう手が染みついているんでしょうね。評価値では五分だが、心理的には菅井八段がポイントを稼いだのでは」と印象を語った。
藤井叡王が防衛に王手をかけるか、菅井八段が追いつくか、局面が大きく動いて行く今後の展開から目が離せない。持ち時間は各4時間。ABEMAではこの対局を終了まで生放送する。
【昼食メニュー】
藤井聡太叡王 あんかけハンバーグステーキ、アイスレモンティー
菅井竜也八段 五目あんかけやきそば、アイスコーヒー
【昼食休憩時の残り持ち時間】
▲菅井竜也八段 2時間50分(消費1時間10分)
△藤井聡太叡王 2時間12分(消費1時間48分)
(ABEMA/将棋チャンネルより)